思い返しても結構な無茶振りを高校生三人はよくやり遂げてくれて、今回のOJARE JAMは若者の成長速度と大いなる可能性を感じ、私自身もとても刺激をもらったイベントでした!
その三名は都立八丈高校生。写真左から一人置いての加藤仁くん、鈴木優花ちゃん、大澤あかりちゃん(一番左は一緒にMC担当の斉藤シラベさん)
昨年に引き続き私はMC担当なのだけれど、打ち合わせでは今回その三名が現地のオーケストラの紹介をしたり、自分達の活動を発表する時間があるとのこと。そして発表する内容は数ヶ月前に三人が参加されたハワイでの「八丈・ハワイ リーダシップ プログラム」
それを聞いた時に頭を過ったのは、それならば今回の舞台上での体験もリーダーシッププログラムの一環にできるのでは!そして三人に大幅にマイクを握ってもらうことはどうだろう!ってこと
しかし、その事は三名には事前にお知らせせず、前日の初顔合わせの打ち合わせで初めてお伝え。私から「よかったら開会宣言を三人でやってみようか!そしてアーティストの紹介もやっちゃうのどう!!」と話を振ってみると
三人は一瞬「えっ!!」と驚いた顔をしたけど興味ありそう!
更に々アーティスト紹介だけではく、島内外の飲食店がコラボした「フード&ドリンク」、黄八丈などの島の歴史・文化・自然に触れられる「体験型 ワークショップ」、そして子供達が楽しめる輪投げなどの「キッズプログラム」、Tシャツなどの「グッズ紹介」などの紹介もしてもらうことはどうだろう?と投げ掛けてみる
舞台上で私が隣で「次にアーティストを○○ちゃん紹介してくれますか!」とか「フードはどんなものがありますか?」と少しガイドはする説明をして、ほぼ全ての紹介をこの三人各人にお任せすることにしました!
そしてグッズをお買い求めいただいた方には高所作業車に乗れる特権もあるので、これも面白く紹介しちゃおう!と思い、私から仁くんに「せっかくなら、仁くん!高所作業車に乗ってその様子をレポしてみる!」と振ってみる。仁くんは何やら面白そう!と目が輝く!
そこからそれをどう演出するかみんなで企み開始!!
「ハワイの報告をしている最中に仁くんだけ舞台から走り去って高所作業車に向かうのはどう?」とアイデアを出しすとリハ的に会話が進む
更に私がその場を想定して「あれっ、さっきまで居た仁くんどこ行ったのでしょう?」と言うと、ゆうかちゃんがすかさず「仁はいつもどっかに行っちゃうんですよ!」と答え、更にあかりちゃんが「何か仁の声が遠くから聞こえる!」「では三人で仁くんを呼んでみましょうか!仁くん〜〜!!」
よしよし!打ち合わせが段々面白くなってきた!
その他の演出・段取りもこの様にあーだ、こーだとワイワイやりながら、全体の流れをあらかたお話して前日の打ち合わせは解散
当日の朝。やっぱり三人は緊張してます!リハをしてても固い!固い!!表情や声がガッチガチ!
なのでリラックスするために少しジャンプ。そして私の「声のWS」でお伝えしている「気の通る立ち方」をレクチャー
それでも発表用のパワポの修正があったり、その中で段々と本番までの時間が近ずいてくるので、緊張感が増していくのが側から見ても手に取るようにわかる
けどこの経験が良いんですよね〜
また出演前のアーティストさんを訪ねて紹介の仕方をアーティストさんの前でリハ。私から「次のバンドを○○ちゃん紹介してくれますか!」と。当然そこでアーティストさんから追加修正もあるので、その場で私から「○○ちゃん、今のを踏まえるとどうやって紹介しようか?」と投げ掛けると三人は頭の中をフル回転!
もう〜三人のやることはてんこ盛り!
最初の舞台上での登壇では明らかに緊張も見えたけど、回数をこなしてくると徐々に良い表情になり〜立ち姿も堂々としてくる。そして昨日と朝に打ち合わせ・リハした内容もバッチリこなしていく!
ゆうかちゃんは作成したパワポの不具合が出たけど、そこでもしっかりと発表してくれて。とても頼もしかった!
仁くんは高所作業車の上で「八丈富士があの方向に見えます!」と指差して、そして「島焼きそばの匂いも上に届いてます!」と楽しそうにレポ
あかりちゃんも最後には身体響く良い声で発声!普段私の「声のWS」では2時間掛けて身体に響く声を体感してもらうのが、今回は発声のレクチャーは時間の関係で行えず。しかし本番の舞台の経験を踏むと徐々に力の抜き方がわかってきて見事に響く声に!素晴らしい!!
思ったのは、人は舞台を設定してあげてそしてできるだけ任せてあげると、どんどんどんどん自分で成長するってこと。今回は観客の前でそれも急遽の言わばブッツケ本番の仕事はものすごく緊張しただろうし、更にイベントのタイムテーブルの限られた時間の中での対応は焦りながらも自分の頭をフル回転させただろうし、その中でやり遂げたことは良い経験になっただろうね
今回の結構な無茶振りは、多分大人だったら「そこまでのことは聞いてないので、できません。。。」とやることに躊躇するだろうの内容。しかし若さは凄いですね。何もわからない状態でもやり始め、言わば目の前のことを黙々とこなしていくことで最後は無事大仕事をやり遂げてくれました。改めて人の可能性って凄いな〜と感じましたね
そして私は学生のMCのサポートをするのは初めての経験。その様な中、できるだけ任せてそっと傍で見守る。その関係性の塩梅は、自分にとってもとても良い経験になりました。なので自分の今後の視野でも「MCサポート」と言う可能性も拡がった様に感じてます。OJARE JAMスタッフには今回の機会を与えてくれて感謝です
そして感じたのが、この様な一連の流れがこれからの教育の在り方である「つくることで学ぶ」「何かを創り上げるその過程が教育」=「クリエイティブ・ラーニング」なのかなと感じましたね。そしてそれに携わるジェネレーター!私は声で携わるボイス・ジェネレーターかな🎶
最後に八丈島で高校生の「八丈・ハワイ リーダシップ プログラム」をコーディネートされて今回もサポートしてくれた TAROちゃんこと栗田知美さん感謝です。他の仕事の傍に高校生の成長をサポートしている姿は素晴らしい。そして彼女のハワイ本場仕込みのヒーリングのロミロミは最高ですよ
(写真私の隣がTAROちゃん)
そうそう、観客の中に私がMCを務めたJAZZ in FUCHUで出演されたバンドさんにバッタリお会いしました!たまたま八丈島に遊びに来られていてこのイベントのことを聞いて足を運ばれたとのこと。世の中は色々繋がりますねー🎶
今回の経験は高校生のみならず、自分自身の成長にも良い経験でした
ボイス・ジェネレーター の「MCサポート」のご要望ありましたらご連絡くださーい!!
* OJARE JAM 2019
http://ojarejam.com
* ハワイ 八丈リーダーシッププログラム: SHIP
https://www.facebook.com/islandship/
* TAROちゃんのロミロミ、八丈島のリトリートもやられてます!
http://www.hanalimapono.net/index.html
* 「クリエーティブ・ラーニング」と「ジェネレーター」については下記の本がお勧めです!
https://www.amazon.co.jp/クリエイティブ・ラーニング-創造社会の学びと教育-リアリティ・プラス-井庭-崇/dp/4766425723