あなたの大切な『想い』を代弁します!司会屋 丹澤寛です
前回は、「シチュエーション=場 の流れ」と「響きの高低を使った声の種類」について書きました。今回は「MCの役割としては『お客様に心地良く居て頂く』」を念頭に声の使い分けの例を書きたいと思います
声の種類を大きく二つに分けて見ると次の様になります
・軽やかな雰囲気の声:響きを口周辺にして、テンポも若干早く
・落ち着いた雰囲気の声:響きを胸周辺にして、テンポも若干遅く
( 現時点での私の理解なので、声の精進を続けていくとまた違ってくるかもしれません )
前回書きました音楽fesの「場の流れ」に沿ってご説明すると
・バンド演奏が終了した「◯◯バンドでした!今一度盛大な拍手を!!」の時は「軽やかな雰囲気の声」で拍手を促す
・バンド転換の時は「落ち着いた雰囲気の声」で
・次のバンドの演奏が近くなるにつれて、徐々に「軽やかな雰囲気」の声で始まりの予感を演出し、演奏スタート🎶
・反対に次のバンドが大御所や落ち着いた雰囲気のバンドの場合は、逆に反対に少し「軽やかな雰囲気」で上げておいて、徐々に「落ち着いた雰囲気の声」にて演奏開始の予感を高め、演奏スタート🎶
もう少し深掘りして、「声のキー」と「声の響き」の関係についてお話ししましょう
「お客様に心地良く〜」の観点からお客様に無理を言ってご移動などのお願いを促す場合の声はどうするのか?です
先日の「すみジャズ」でもあったのですが、急遽会場を総入れ替え性に移行せざるを得なく、お客様にご移動いただかないといけない場合です
お客様の心の中では「せっかく前の時間から座ってるのに、移動かよ!!」思ってらっしゃるので
いかにその心をいかに和らげて「しょうがない移動するか!」と思って頂くかですね
その時に丁寧さを心掛けるあまりに響きが低い声だと、お客様の腰が重くなってしまい「まったくもー!」とのお気持ちになってしまいます
キーも響きも高いと、キンキンとただうるさく不愉快にさせてしまいます
適切だと思うのは、キーは低めでも響きも高くする事でお客様の腰も少し軽くなり「そうか、そうか!直ぐ移動して外の列に並ばないと!!」と思って頂く
この様にお客様が心地良く居て頂く様に、シチュエーションにより声の使い分けを行います
そしてMCとしては目立たないけど「スムーズに場が繋がる」事が出来た時がMCとしても歓びになりますね
司会屋 丹澤 寛
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