Resonance Voice 〜声と響きの探究ラボ ブログ🎶

声のワークショップ(ボイトレ)「Resonance Voice(共鳴の声)」主宰 及び 司会・MCを務める 丹澤 寛が声や音を面白く探究しているブログ!!

音楽fes でのMCの声の使い分け🎶 その1

あなたの大切な『想い』を代弁します!司会屋 丹澤寛です

前回は音楽fesでのMCの動きについて書きました。今回は様々な シチュエーション=場 がある中で「声の使い分け」について書きたいと思います

前回も書きましたが、MCの役割としては「お客様に心地良く居て頂く」事!!

そのためバンド演奏が始まる時の紹介や終了後のアナウンスだけではなく、その他の時に目立たない様だけど、「声」を使ってBGMの様に「どう場を整えるか」がMCとしても大切な事と考えています

声を使ってご商売されている方には当然の事だと思いますが、自分の整理のためにも書かせてもらいますね

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音楽fesでの「場の流れ」

まず、音楽fesでの「場の雰囲気」の大体の一連の流れを確認してみると〜

・前のバンドの演奏が盛大な拍手で終わり、MCの再度拍手を促すアナウンスをする

・その余韻を少し感じつつ次のバンドのための転換へ移る

・セッティングが終了するとサウンドチェックに移り、段々と演奏が始まる予感が高まる

・照明が消されMCのバンド紹介にて演奏が始まる!!


MCはこれらの「場の流れ」を感じて、影アナとして少しづつ「声」を変えながら段々と「場を整えて」いく様にします

お客様の中で「今準備中だな」「そろそろ本番が近いな」「と思っていたけど、もう少しだけ準備にかかるな」と無意識に感じてもらう様にですね

また次のバンドの雰囲気、出だしの曲の曲調にも合わせて「場を整えて」いき、次のバンドの演奏がスムーズに繋がる様に!

エネルギッシュなバンドなのか or 落ち着いて聞かせるバンドなのか〜

準備に少し時間が掛かり過ぎている場合は、バンド紹介などをして場を繋ぎ予感を高めたり

何よりお客様の耳障りにならない様にBGM的な影アナを心掛け、MCとして目立たないけど少しづつ声を変えながら〜スムーズに「場を繋ぐ」

そのスムーズに「場が繋がった瞬間」が、MCとしてとても心地良い瞬間ですね!!

声の種類について

「場の流れ」を確認したので、次にそれぞれにどの様な声でアナウンスすれば良いか考えます

・明るく軽やかな感じ  or  しっとり落ち着いた感じ

・少し早いテンポ  or  ゆっくりなテンポ

・固く話す事は無いですが、どのくらい柔らかめにするか!


それらに合う音色やトーンでアナウンスをするのですがその方法として、話す声の高さ:キーを高く or 低くがありますが

私は今はそれよりも「響きの高低の使い分け」をする様にしています

キーは同じだけど、響きを 上の方の口周辺で響かせるか  or  胸に響かせるか  

上の方(口周辺)を響かせると明るく軽やかになり、胸を響かせるとしっとり落ち着いた感じになります。何よりキーを変えるより自然に聞こえると思います


それらを整理してみると

軽やかな雰囲気の声:響きを上の方(口周辺)にして、テンポも若干早く

落ち着いた雰囲気の声:響きを胸にして、テンポは普通もしくは若干遅く

になります

( 現時点での私の理解なので、声の精進を続けていくとまた違ってくるかもしれませんね )


少し長くなったので、様々な シチュエーション=場 がある中での「声の使い分け」の例は次回書かせてもらいますね

司会屋 丹澤 寛

PS
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